プロダクトデザイングループ勉強会を通じて得られていること

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みんなでシェアする学びの機会

はじめまして、株式会社スタディストの開発本部プロダクトデザイングループ(以下プロデザG)でデザイナーをやっている、阿部と申します。
このたび、スタディスト開発本部では2023年6月「テックブログ月間」を開催しております!

私は昨年の12月にスタディストへ入社し、この6月で晴れて入社半年を迎えました。12月のAdvent Calendarでは執筆できなかったこともあり・・・本日、6月13日の記事を担当させていただきます。

よい機会なので、プロデザGで毎週木曜日に行っている「プロデザG勉強会」について紹介したいと思います!

プロデザG勉強会の目的と運用体制

取り組みの目的は以下の通り。プロデザを担う組織として、チームみんなで知識の底上げをする機会として、週に1回勉強会の場を設けています。

プロデザG勉強会の目的

プロデザGでは以下のようにグループ・アイデンティティを定義しています。

チームとしてなりたい姿・提供する価値を実現するべく、お互いに高め合う足がかりの一つとして、勉強会が挙げられます。

プロデザGのグループ アイデンティティ

(プロデザGのグループ・アイデンティティ設立にまつわるストーリーは、プロダクトデザイン組織のVisionを作った話をご覧ください!)

それでは、実際にどんなことをやっているのか紹介していきます!

実施内容

  • 約 1時間、毎週木曜日に実施

基本的な流れとしては、

① 対象コンテンツを選定

② 実施日までに各自準備

③ 勉強会当日、コメントをシェア&ディスカッション

という感じです。

対象は書籍だけでなく、社内外のセミナー動画などを視聴することもあります。特に輪読会に限定しているわけではなく、書籍や動画で得た知識から、実際に実務で活用できるようになるために手を動かす場にしたりと、必要に応じてカスタマイズしています。

今回は、輪読会を実施するのときの基本的な流れを紹介します!

①対象コンテンツの選定

  • プロデザGメンバーが各自候補にしたいコンテンツを、選定理由や得られる成果などを添えてドキュメントへ集約(複数でもOK)
  • 選んだ候補の中から、各メンバー1人2票で投票
  • 最終判断(ドット票数+グループとしてどうしたい…を踏まえて)

ちなみに、前回の選定で上がった候補は以下の感じでした。

こんな感じで候補をあげていきます

前回は、投票の結果 縁の下のUIデザイン に決定しました!

②実施日までに各自準備

コンテンツが決まったら、当日までに各自コンテンツに目を通し、ドキュメントに要点をまとめておきます。

さすがに、週に1冊読破・・・というペースでは毎回1時間に収まらないため、1冊の本を何回かに分けて読み進めます。

無理なく読めるスケジュールを設定

対象範囲を読み込んだら、ドキュメントに以下の内容を章ごとにまとめます。

  • 章の内容の要約
  • わかったこと
  • よくわからなかったこと
  • 案件に導入できそうなところ
阿部が作成した要約。アウトプットを意識して読むことになるので、かなり鍛えられます。

③勉強会当日の進め方

当日は、以下の流れで進めていきます。

  • 各メンバーが準備してきた内容をシェアし、読み合わせの時間をとる
  • 気になる点、議論したい点などを各自コメントで残す
  • コメント起点で各メンバーが特に話したい・理解を深めたい点についてディスカッション
  • 最後に、感想をシェアする

ファシリテーション役は、週ごとにメンバーで回しています。

今回の勉強会で読んだ 縁の下のUIデザイン は、何気なく使っているアプリなやサービスの身近なUI事例が多く、メンバー各人からこんなことがあった・こういう工夫ができそうなどが挙げられ、実務で活かせそうなことが豊富で良かったです。

実務ですぐに使えるTipsや表現の具体例、普段触れることの少ない海外アプリの事例なども載っており、非常に参考になりました。いつでも気軽に取り出して読める感じも良かったです。

勉強会を通じて得られていること

以上が、プロデザGで行っている勉強会(輪読会パターン)の内容です!

転職してから現在に至るまで、合計すると書籍3冊、動画1本を勉強会で取り上げてきました。

大した数ではないかもしれませんが、私自身は今までメンバーとシェアする形で読書をする機会がほとんどなかったため、「これはとても新鮮だ!」と感じています。

気になる書籍を購入して読む機会はたくさんありましたが、今までは必要そうな箇所にのみ目を通す「つまみ読み」状態でした。

そのため、こうした体系的に学ぶための読書方法を実践できる場があることは、とてもありがたいと感じています。

ありがたいと感じる点その1:メンバー間で学びをシェアできる

  • 学んだ内容をメンバーにシェアできる
  • メンバーの気付きや学びを知ることができる

それぞれバックグラウンドの異なるメンバーなので、着目する観点も人それぞれで、そこに面白さがあります。私が無意識に「つまみ読み」していた箇所も、違う観点の気付きが得られるかもしれません。同じ書籍を、他者の視点から学ぶことができるのは大きなメリットだと感じています。

ありがたいと感じる点その2:読み切れる仕組みがある

  • アウトプットの場がある
  • 最後まで一貫して読み込むことができる

少々、ずぼらで面倒くさがりなところのある私にとって「アウトプットの場がある」というのは、とても重要な鍛錬になっています。興味のある本であっても、少し分厚かったりするとつい後回し・・・になりそうなところを、「ここまで読み切る!」と区切って集中できる点で、今の勉強会はちょうど良いバランスになっています。

「つまみ読み」をせずに最後まで読むことで、1冊を通して重要な部分がブレたり、抜け落ちてしまうことを防いだり、正しい文脈で理解することができます。

おわりに

プロデザGに限らず、転職してから現在に至るまで、社内のいろんなところで勉強会・輪読会が行なわれているのを目にしてきました。

Study(学ぶ) + ist(人)という社名に偽りなく、学びに対する感度が高いメンバーが多いので、とても良い刺激になっています。学び続ける姿勢というものを自分も体現していけるよう、精進したいと思います。

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