初めてのテックカンファレンス
~ YAPC::Hiroshima 2024に参加した感想 ~

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はじめに

スタディスト開発本部の島本です。2月10日に開催されたYAPCというテックカンファレンスに参加してきました。初めてのYAPC、初めてのテックカンファレンスに参加してみての感想について書いていきます。

参加経緯

今回初めてYAPCに参加することになったのは、同僚との会話がきっかけでした。コロナ禍に入社し、以降は兵庫県からフルリモートで勤務しているので、オフラインのイベントに参加したことがない、という話をすると、YAPCというカンファレンスが広島であるから参加してみると良いのでは、と提案してくれました。その話が弊社の参加メンバーに伝わり、「コミュニティとの関わりを経験して、刺激を受けてほしい」と言ってもらい、参加することにしました!

Perlを軸としたコミュニティと見たときは、参加して良いのか?と思いましたが、「Perlだけにとどまらない技術者たちが、好きな技術の話をし交流するカンファレンスで、技術者であれば誰でも楽しめるお祭りです!」ということだったので少し安心しました。今回のテーマである「お好み」というのも、すごく楽しそうだなと思いました。僕のお好みは「つけ麺」ですが、広島では担々麺を食べました。(美味しかったです)

大盛りを注文しました

参加して思ったこと

「お好み」の素晴らしさ

「awkでつくってわかる、Webアプリケーション」「Blogを作り、育み、慈しむ — Blog Hacks 2024」など、個人の「お好み」を強く感じる発表がたくさん聞けて楽しかったです。awkブログについては、確か作り始めたのは2022年から、とおっしゃっていたのがとても衝撃的でした。

キーノートでは、杜甫々さんが自身の過去や「とほほのWWW入門」を作ってきた話をされていました。1990年代?から更新を継続されている理由について、「好きだから」というのが強く印象に残っています。

上記のセッションやキーノートから、「好き」の形もいろいろだな、と思いました。エンジニアの「好き」=「どの言語/技術が好き」をまず連想すると思いますが、今回のセッションだけでも「特定の技術や領域が好き」「何かを学んでまとめるのが好き」「発信をするのが好き」などいろんな「好き」がありました。また、自分が取り組んでいる技術に対して好きやこだわりはなく、必要になったからやっている、とおっしゃっている方もいました。明言はされてませんが、「求められたことをやって、組織を良くするのが好き」など、やってきたことのどこかに「お好み」があるんだろうか、と考えたりしました。自分もいろいろな経験や挑戦して、自分の「お好み」をもっと探っていきたいと思いました。

みんな最初はぼっちで、不安だったらしい

コミュニティとの関わりから刺激を受けてほしい!、と言ってもらって参加することにしたものの、社外の人と交流なんてできるのか?(ぼっちになるんじゃ…)という不安がありました。ですが、いくつかのセッションやパネルトークから、カンファレンス中に前向きに行動するきっかけや学びがありました。

soudai1025 さんのセッション「コミュニティと関わりからキャリアを築いてきた」では、「偶発的計画性理論」と「不安=チャンス」という話がとても印象に残っています。コミュニティとの関わりから今のキャリアにつながるチャンスに巡り合ってきたこと、そしてそのチャンスに巡り合うための行動(コミュニティに参加する、そこで誰かに話しかける、など)は自ら選択できるんだよ、と受け取りました。また、Toru Kobayashiさんの「タワレコ店員から20年くらいエンジニアとして働いて学んだこと」では、どれだけキャリアを積んでも初めての領域にトライするのは怖さがあり、その怖さを意図的に取りに行くことで成長してきた、という話がありました。

この2つのセッションから、初カンファレンスの不安な状況 = チャンスだ、自分から話しかけてみよう!と思って行動できました。結果的に、登壇者やたまたま隣に座った方など、想像以上にいろんな方と交流をすることができて本当に良かったです。

また、後半のパネルトークでは、「最初はみんなぼっちだよね」という話が印象的でした。上記のセッションやパネルトークから、ゲストスピーカーやパネルトークをする人たちでも、みんな最初はぼっちで不安ながらにコミュニティに参加してきたんだな、今も怖いと思いながらも挑戦している方もおられるんだな、そういう意味では自分と変わらないんだな、というのをリアルに感じられたことはとても良い刺激になりました。

習慣化の罠

Toru Kobayashiさんの「タワレコ店員から20年くらいエンジニアとして働いて学んだこと」の中で、簡単に触れられていたトピックに「習慣化の罠」というのがありました。私は習慣化や仕組み化という言葉が比較的好きなのですが、どうせ習慣にできなさそうなことなら、やらないで良いんじゃないか、と無意識的に思っていることを自覚しました。それは、何かに挑戦するか迷ったとき、やらない言い訳になっていたような気もしました。

それを踏まえ、今回YAPCに参加した刺激を受けて、何か行動しようと思いました。瞬間的なモチベーションだとしても、その行動が、また次の刺激につながるような良い循環をつくれると良いな、と思っています。

おわりに

はじめてのテックカンファレンス(YAPC::Hiroshima 2024)に参加した感想について書きました。社内の人が言われていた、「コミュニティから刺激を受け、育てられてきた経験」の一端を感じることができたと思います。今後は、兵庫県や関西圏の定期的なイベントやコミュニティに関わりを持ちたいなと思っています。

また、初めて参加する怖さを、チャンス!と捉えるだけで、登壇者を含むいろんな方と交流することができ、とても良い経験になりました。今後初めて参加する人の参考になると良いなと思います。

そして本当に最後に、弊社のことが少しでも気になったという方はお気軽にご連絡ください!

https://forms.gle/wsFbqoCoBWKADTwd9

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